2010年02月09日の記事 (1/1)
- 2010/02/09 : キリン・サントリー、泡と消えた「大統合」 [原子力発電絶対反対]
読売新聞さんに座布団3枚ですねー
まー我々は安くて美味しいビールが飲めればよい。
今日は暖かかったです。ほとんど雪も解けました。
さー今夜も飲みますかー。
キリン・サントリー、泡と消えた「大統合」
2月9日12時16分配信 読売新聞


世界最大級の酒類・飲料会社を目指したキリンホールディングスとサントリーホールディングスの経営統合交渉が8日、決裂した。
創業家が支配する非上場企業のサントリーと、東京証券取引所1部などに上場し、株主の目を意識して短期的な収益や経営の透明性に気を配らざるを得ないキリンは、両社の間にある「企業風土の違い」という溝を最後まで埋めることができなかった。
◆持ち株比率で暗礁◆
「上場会社として経営の独立や透明性に、お客様などから賛同いただくことが出来ないと考えた」(キリンの加藤壹康(かずやす)社長)
「我々が考えているオーナー会社の良さは、なかなかパブリックカンパニー(公開会社)には理解できない」(サントリーの佐治信忠社長)
両社の経営トップは8日の会談で交渉決裂が決まると、それぞれ別に記者会見し、破談となった理由を打ち明けた。
サントリーは創業家一族が運営する「寿不動産」が発行済み株式の90%近くを保有するオーナー会社で、株式を証券取引所に上場していない非公開企業だ。
交渉の当初から、佐治社長は「統合するからには対等合併。統合後も創業家が筆頭株主になる」と強く主張し、創業家が統合新会社の株式の「3分の1超」を持つことは交渉の大前提とも考えていた。
昨年7月に本格化した交渉が暗礁に乗り上げたのは昨年11月下旬。キリンが示した統合比率が「キリン1に対しサントリー0・5」と、サントリーにとって受け入れ難い内容だったからだ。統合比率は、新会社の株式を両社の現在の株主に割り当てる比率を示す。キリンの提案だと、サントリー創業家の持ち株比率は3分の1に届かない。サントリー側はキリンへの不信感を募らせた。
◆創業家の壁厚く◆
今年に入ってキリン側が歩み寄り、サントリー創業家が新会社の株式の3分の1超を保有することを容認した局面もあった。
そのキリンが、最後まで譲れなかったのは、上場企業の経営の独立性や透明性の確保ということに関しての考え方の違いだった。
キリンの加藤社長は8日の会見で「3分の1がどうのこうのよりも、新会社の経営をどうしていくかという点について合意できなかった」と述べている。
仮に、サントリー創業家が、株主総会で合併・買収(M&A)などの経営の重要事項に対し拒否権を持つ3分の1超の株式を保有しても、「君臨すれども統治せず」という姿勢を貫くのであれば、妥協の余地はあったかもしれない。
だが、サントリー側は創業家が新会社でも経営に大きな影響力を持ち続けることを望んだ。例えば、サントリーは、取締役会に参加していない創業家に、役員人事や営業店の統廃合、新株発行による資金調達などの重要事項について事前の承認を求めているとされ、新会社もこの手続きを継承するよう求めたという。
キリンは多くの株主の中でサントリー創業家だけを優遇する提案は最後までのめず、交渉を打ち切った。
ウイスキーから飲料事業中心の企業へ華麗な転身を遂げるなど佐治・鳥井家の歴代社長がトップダウンで会社を発展させてきたサントリーと、三菱グループの一員としてビールを中心に着実に業績を拡大してきたキリン。「世界最大級の食品会社」という壮大な目標は企業風土の違いという深い溝に落ち、泡と消えた。(経済部 戸田雄) .
下記リンクのヤフーニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100209-00000492-yom-bus_all
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